小説 オッキーマ伝説

第3話-第1章

伝説3-1

2050年ごろの地球では、自然環境は完全に破壊され、すべての生物が絶滅の危機に瀕していました。人はもちろんですが、すべての生物は外界から完全に遮断された特殊な金属の箱の中で生活?いや生存していました。そんな中で、日本は2052年探査衛星を打ち上げました。13年後の 2062年のことです。探査用宇宙船は、地球からそう遠くはない距離に、地球に良く似た星を発見しました。この物語の主人公たちは、その惑星に移住することを決心しました。このころ地球は地軸の傾きが大きくなり、自転,公転周期も不安定になっていました。読者の皆様はコマをまわしたことがありますか?勢いよく回っているときには、1点に固定して安定した回転を維持していますが、勢いがなくなったコマはふらふらと軸がゆれ始めますね。今地球にこれと同じことが起きているのです。地球は太陽の周りを秒速30キロメートルの速度で移動していますし、24時間で4万キロも移動する自転という運動もしていますから、人間の感覚では捕らえる事のできない変化なのです。しかし、このことが異常気象の最大の原因でした。 世界の各国の首脳や主だった学者たちは国民にこのことを知られると、パニックを起こし、暴動に発展しかねないと危惧したため、極秘にしていました。様々な気象の異常現象を地球温暖化物質と名づけた窒素酸化物のせいにしていました。もちろんこのことも異常気象を引き起こす要因のひとつではありました。そうしているうちに、西暦2020年~2021年にかけて年に1度も、太陽が昇らないという、地域が現れてしまいました。全世界のメディアがこのことを取り上げ、異常気象の一言では済まされない異変が起きているのでは?各国の政府は何か隠しているのでは?と疑い始めました。連日メディアには高名な評論家と言う人たちと、専門家といわれる学者たちが様々な推測を展開していました。「窒素酸化物の排出削減は進んでいるのに、地球の温暖化は局地的にますます激しくなり、それにともなって?異常気象と呼ばれる事態は地球全域で起こり続けています。日々激しくなるばかりです。」「他の理由によって一連の事態が起きているのではないか?」などと連日伝えていました。世界はこの言葉に深い関心を持ちました。「それではいったい何が起きているのだろう」さらに様々な憶測が飛び交いました。「地球内部のコアの温度が上昇している、そのせいで地表の温度が上昇しているのだ」とか、「太陽が膨張しているせいだ。」と声高に主張するものもいました。これまで窒素酸化物の大量排出が原因とされてきましたが、みな矛盾を感じ始めていました。このことだけでは説明がつかないのです。 不安に駆られた各国の民衆は政府に、「何が起きているのか?」「真実を公表しろ!」と説明を求めました。先進国首脳会議(G8)の各国のリーダーたちは緊急会議を開き対応を話し合いました。その結果全世界に向かって異常気象の原因が地軸の傾きが大きくなったためであることを発表しました。同時に現在はその傾きを修正することは不可能であること、地軸は現在も傾き続けていることも、氷山や氷河が溶け出して、海面を押し上げこの50年余りで10,000箇所余りの島や地域が水没したことも告げました。しかし今、全世界が協力して地軸修正と安定の方法を研究中であること。いくつかの方法が可能であるということを告げて、パニックを起こさずに待つように要請しました。(そんなこと言われてもね~)我が日本も例外ではなく国土の15%が水没しています。しかしそんな中で、日本では、地軸の修正する方法を研究するのと同時に、国民全員が移住することのできる惑星を探し速やかに移住することを考えた壮大な計画を立て、2002年から2065年までの間に2000基もの宇宙船を建造していました。他の友好国も同様の計画はありましたがアメリカイギリス日本の3国だけが計画通りの建造を終えていました。日本はアジアの友好国に、アメリカはその同盟国に、イギリスはアフリカを中心にそれぞれが、技術と資金を拠出していました。 そしてついにそのときが来ました。2065年、1949基の巨大宇宙船に乗りその惑星に向かって出航したのです。そして2年を超える宇宙旅行を経て、この星に着いたのです。下の星の図は日本が移住した星です。他の国も次々と星を発見し、移住を行っています(読者:そんなに沢山あったの?作者:フィクションですから・・)

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