小説 オッキーマ伝説

第3話・第1章

伝説3-2

その星には「ウェブ大陸」という、大陸があります。地球からの移住者が住んでいるのは、この大陸だけです。移住直後はこの大陸の環境整備に終われ、他の大陸の探検は行われていないのです。この大陸全土が「モラル王国」というひとつの国家を形成しています。私はその大陸の中央から南に位置する「第一エリア」というところにいます。地球にたとえて言えば、エリアは「州」ということになるのですが、地球の日本国に在った北海道州の大きさを基本としてそれと比べると5倍から10倍の広い面積を持っています。ここ、第一エリアにはこの大陸にある9つのエリアを統括する「王府」があります。この「モラル王国」があるのは、地球で言うとオーストラリアの付近になります。この大陸は無数の入り江を持っていますが、全体を見るとほぼ円形です。第一エリアはこの大陸の中央にある山脈から始まり、約2500キロ、南下すると、南の端は海に面しています。私はこの海の真っ白な砂浜に立っています。今まさに夕日が沈もうとしている美しい海を背にして、東西に伸びている緑色の壁を眺めています。第一エリアには「ウェブの森」と云う豊かな森があります。その森の南の端がこの砂浜に面しています。その森は第一エリアの東の端から西の端まで続いているのですが。東西のちょうど中央くらいの位置に、その緑色の壁が途切れたところがあります。ここがエリアの入り口になっています。この場所を「夕日の門」と言います。振り返って水平線を見渡すと、東の方角の端と、西の方角の端、の両方に、対にして作られたかのように、岬が張り出しています。岬の先端にはこのエリアの「北の山脈」にあるものと同じような尖塔のような形の山が聳え立っています。さて次は「夕日の門」から森の中へ入っていきましょう。木々のトンネルになっていて高さ15メートルを超える木々が空に向かって聳え立っています。トンネルの幅はそう広くはないのですがエアーカー2台がすれ違うのには十分な広さです。さらに北の方へ進むと、30キロメートルほどで木々のトンネルも終わり、差し交わす枝の間から薄日が差し込んできます。さらに 先へ行くと一面に緑色の絨毯を敷き詰めたような草原が開けています。草原には色とりどりの花が咲いています。草原には細い道が無数にあります。ここでは地上を走る車などありませんので、散歩などに使う小道ばかりです。この小道のそれぞれが、赤の泉、オレンジの泉、黄色の泉、白の泉、緑の泉、青の泉、紫の泉へと続いています。7つの湖は来たの山脈を中心として半径500キロメートル縁故を描く円弧の外周上にほぼ等間隔に並んでいます。七つの泉の中心には頂上が平らな半球型の丘があります。この丘を取り囲むように沢山の街があります。丘の中央には美しい、宮殿が建っています。この宮殿の後方には先ほどから説明の中に出てきています北の山脈があります。正確に申しますとその山脈はこの大陸の中央に位置する第9エリアにある「黒の泉」にあります。この第9エリアは居住区域ではありませんので、人はすんでいません。その山脈の中央には、尖塔のような形状をした山が聳えています。それは。天空をを貫き、雲を従えて、荘厳なたたずまいを見せています。神秘的で、近寄りがたい雰囲気を持っています。その山を三角形の頂点として東西、両方向に山脈が伸びています。先ほどご説明しました岬まで続いています。この扇状のエリアがこの第一エリアの全体図なのです。このエリアのほかに8個のエリアがあります。中心に円形の第9エリアがあり、それを中心に8つのエリアが放射状に並んでいるのです。(単純な設定ですみません)細かなところは、それぞれのステージでご説明申し上げます

なぞの天体ショー

夕日の門の両側にある駐機場に、大勢の人が次々とエアーカーに乗ってやってきているところです。 砂浜は真珠を敷き詰めたように白く輝いています。このエリアでは「真珠の浜辺」と呼んでいます。8月7日から1週間程度、毎日夕方になるとエリアの人々が「夕日の門」からこの浜に集まります。行き逢う人々は互いに笑顔で挨拶をかわしながら、それぞれの目的の場所へ歩いてきます。 夜が更けて漆黒に空が染まると南の空の方角から無数の流星?が降り注ぎ、一大パノラマショーが始まります。人々はこのショーを楽しむために、この海岸に集まってくるのです。それは、地球で言う流れ星などと違って、燃え尽きるのではなく、花火のように円形の色とりどりの閃光となって消えるためなのです。これはこの天体をすっぽり包んでいるバリアがあるため、無数の流星がバリアに衝突した際に砕け散り、花火のように見えるのです。その数は数万個におよびます。人々はそのショーを観ながら、会話や歌、ご馳走や踊りなどを楽しみます。2時間ほどでこのショーは終わります。天体ショーが終わると名残を惜しみながら、「夕日の門」の両側にある、駐機場に向かいます。そこから各自、自家用エアーカーに乗り込んで、次々と「夕日の門」へと消えていきます。

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