小説 オッキーマ伝説

伝説3-5

子供たちは第8エリアに

息子は、子供達は・・・あの第8エリアで生きている・・・。 警備隊長:直ちに救出に向かいます。今なら、まだ間に合う(はずだ!) 総督:ウム、既に全エリアの総督は了解をしている。外遊に出られている国王もまもなくおいでになる。 警備隊長:全エリア?国王?なぜです。救出作戦に国軍までは、必要ないと思いますが。 総督:君が今朝まで通信不能な区域「黒の泉」を探索しているうちに、様々な情報を得ることができた。それを整理してみたのだが。その結果、この星はかってない危機に見舞われているということが考えられるのだよ。この星は未知の知的生物らしきものから、攻撃を受けているのかもしれないのだ。そのことを各担当の話から聞きたまえ、まずは、航空管理局からはじめてくれたまえ。 航空管理局・局長チョーサン:説明いたします。本日早朝打ち上げられた無人探査機2機のうち1号機は、これから見ていただく貴重なデータを送信してきました。データの送信は約4分続きました。しかし1号機はその後まもなくデータを送信しなくなり、軌道上から姿を消しました。一方の2号機は、発射直後、第5エリア上空でで消息を絶ちました。「・・・事故ではない!?短時間に2機とも消息を絶つのは不自然だ・・・」オッキーマは理解しました。そのときオッキーマの脳裏をよぎったのは、貨物船の船長の話でした。それは、 ひと月ほど前。銀河連邦からきた、貨物船の船長が話していたことです・・・。チョーサンの話が続きます「ご存知の方も多いと思いますが、先月この惑星の近くを航行中の連邦の船のレーダーが不具合を起こして、この星に助けを求めて来たときの話です。 連邦貨物船の船長:「第一エリアからすぐに着陸の許可が出て。指示に従って誘導灯を目印にして目視飛行をしようと、まずは進入経路の入り口として指図された、「黒の湖」にある高い山を探し出しました。この山の北側から侵入しようとして、「黒の湖」の北側付近に差し掛かりました。そのとき突然その軌道上に無数の船影あらわれました。この星の護衛が来たのだと思って、サーチライトで挨拶をしました。が、直後に激しい攻撃を受けました。ですがその火器は威力がなくあまり衝撃はありませんでした。」と言っていました。しかし、そのとき、わが国のレーダーには連邦の貨物船の船影しか映ってはいなかったのです。連邦に船長の履歴を紹介しました。結果。その船の船長は薬物の常習者であることが分り、幻想を話したのだろうということになり施設に収監されています。貨物輸送船の船長たちの中には、薬物中毒者がかなりの数、存在すると言われています。彼は、現在このエリア内の施設にいます。ところが昨日それとは別の連邦の貨物船がこの星にやってきました。この船からは、レーダーにも映らない得体の知れないものから攻撃を受けて、船が大破し航行不能になっている。そこにはやはり貨物船以外は見当たりませんでした。この船長もやはり過去に、薬物を使用していたことが、記録がありました。またか、その時点ではそう思っていたのですが、次の日の朝早く、このエリアのエアータクシーの会社「日の丸交通」から、妙な無線が記録されていると連絡があったのです。 貨物船と管制塔のやり取りを偶然に傍受していたものが、CDに記録されていたのです。そのCDには貨物船と管制塔の会話のほかに、聞いたことのない言語が記録されていたのです。われわれが使用しているデジタルによる交信では、キャッチできない周波数帯のデジタル交信です。偶然エリア内のタクシー会社が近距離交信に使用している波長と一致したものと考えられます。ここにそのとき、交通局にもちこまれたCDがあります。聞いてみましょう。「・・・ノイズが、メロディーのように聞こえる。なぜか心地よい。・・・」このCDのノイズの部分が特徴的ですので、ノイズの部分だけを抽出して、その波形をオッシログラフで分析してみると、波形は明らかに生物の声帯による、発声の特徴を持っています、そしてその波形は定期的に変化し時折、複雑な変化を行い、また定期的な変化をするというもので、意思あるものがその伝達に用いることが可能なレヴェルのものであり、過去、地球の大半で使用された英語という言語に非常によく似ているということが判明したのです。」オッキーマが思い出していると。長さんの話は「つまりわれわれ以外の知的生命が何らかの形でわれわれにかかわろうとしている。そう思えるのです。」とくくって終わった。オッキーマはひとつの仮説をえた。この星のバリヤーを通してはレーダーにも、映らないが。宇宙空間にいるもの同士ではレーダーに反応する未知の物体がこの星の軌道上に存在している。この星の近い天体いには、他の生命や文化は発見されていなかったのだが・・・。そこまで考えたとき。突然室内のインフォメーションシステムからアナウンスが流れました。 「国王がまもなくお着きになります。」一同は、宮殿の北側へと急ぎました。宮殿の北側には防衛軍の主力部隊が使用する飛行場があります。この飛行場を利用するのは、今回は相当の戦力を使用するという事なのです。上空を見上げると既におよそ50機ほどの船団が上空で待機していました。その中からそれぞれ2機の護衛戦闘機に守られた中型イージス艦7機が着陸を開始しました。この中型イージス艦は各エリアの総督が乗船しているもので、各エリアの最大の戦力を担っているものです。それを見守る形で約半数の戦闘機とひときわ大きな戦闘空母が停泊しています。その巨大な姿は一目で「大和」である事が判りました。「父も来たのだな。」(オッキーマは心の中で苦笑しました。父はこの大和が非常にお気に入りなのです。大和のあるところ必ず将軍あり。この国の人々は誰もが知っているほど父の大和好きは有名なのです。)7機の中型艦が着陸を完了し、それぞれの機から各エリアの総督が降りてきて宮殿のエントランス内に入るのを見届けると、護衛戦闘機は垂直に降下をはじめました。続いて上空でこの様子を見守っていた「大和」の編隊がゆっくりと降下を始めました。着陸した大和の中央艦橋の真下にある開口部から、真っ白な物体が空中にすべり出てきました。これは国王専用機です。機体に鮮やかな「日の丸」を浮かび上がらせていました。国王専用機は各エリアの総督たちが待つ宮殿のポータルゲートを通り抜けそのまま宮殿のなかへ入って行き着陸しました。宮殿の主が帰還したのです。国王専用機のドアーが開きました。30人ほどの警備兵が整然と降り立ち専用機の警護体制を敷いています。その中にSPと国王、そしてオッキーマ将軍が降りてきました。その後一行は会議室へ向かいました。

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伝説3-6
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